ミキハウスのプレシューズの取り扱いについてご紹介しています。お手元の商品をごらんになり、該当する部分についてご確認ください。
プレシューズのこだわり
赤ちゃんの足は大部分が軟骨でできており、成長途中の軟骨は弱く変形しやすい状態にあります。足の骨格が完全に形成されるのは18歳ごろと言われており、それまでの時期に、足に合わないシューズを履き続けると、足だけでなく体の正しい成長を妨げてしまうこともあります。
また歩き始めの赤ちゃんは、足の裏から伝わる様々な感触に大脳が刺激されることで、平衡機能など感覚器の発達が促されていくため、はだしでたくさん歩くことがとても大切です。そのため、ミキハウスのプレシューズは「はだし感覚」にこだわった設計にしています。
プレシューズの機能
①足なり設計
指を使って地面をつかむように歩けるよう、つま先にゆとりと丸みを持たせた形にしています。
②はだし感覚のソール設計
ソールには、薄くてやわらかく、適度なグリップ力の特殊な合成繊維ナノファイバーを使用しています。また中底には、はだしで地面を歩くような感覚が足裏に伝わるよう、薄くやわらかいウレタン材を使用しています
③甲ベルトによるフィット調整
お子さまによって足の形はさまざまですので、シューズの甲ベルトで足首を固定しフィットさせることが大切です。甲ベルトは、お子さまにより個人差のある甲の高さの調整にも有効です。
④足あたりのよい内側
内側には肌ざわりのやさしい素材を使用し、縫製やパーツによる凹凸を少なくすることで足あたりのよさにこだわっています。
⑤履き口パッド
足があたる履き口部分には、やわらかなパッドを付けており、足をやさしく包みこみます。
⑥やわらかカウンター
着地の衝撃で倒れこみやすいお子さまのかかとをサポートし、傾きにくくするとともに、シューズとの一体感を高め歩行を安定させます。はいはいもおこなう時期に履かせるシューズですので、足あたりを考慮し、ファーストシューズにくらべて、カウンターの硬度を若干やわらかくしています。
⑦軽量設計
軽量設計のため、はだしに近い感覚で、シューズに慣れるお手伝いをします。
※アイテムにより例外もあります。
使用シーン例
その他、ファーストシューズに慣れるための練習用シューズとしても。
※アスファルトや砂利道などでの激しい摩耗にはご注意ください。やわらかな素材を使用していますので、地面にくり返し擦れると、破れの原因となります。
※よちよち歩きを覚え本格的なお外歩きをする際は、ファーストシューズに切りかえましょう。
プレシューズの選び方
両足とも試着をし、実際に履いた状態をチェックして選ぶようにしましょう。同じサイズ表示のシューズでも、デザインや素材によって、内寸設計や履き心地に微妙な差があります。フィット感、動きやすさ、足あたりなどを実際に確認して選ぶようにしましょう。指の動きを妨げないよう、つま先に適度な余裕があるのがちょうどよい状態です。
着用の際は、かかとをぴったり合わせてから、甲ベルトなどで足首をしっかり固定し、シューズの中で足が前後に動いてしまわないようご注意ください。
- 個人差はありますが、お子さまの足の成長は非常に早く、2歳頃までは1年間に約1cm大きくなります。
そのため、はじめはちょうどよいサイズでも気づくと窮屈になっていることがあります。3カ月程度を目安にこまめに足の計測を行うように心がけ、足に合った最適なサイズのシューズを選んであげましょう。 - 足に合わないシューズを履き続けると、足や体の正しい成長を妨げたり、擦り傷やマメ、ケガの原因となりますのでご注意ください。
- お子さまによって足の形状や歩き方はさまざまですので、着用後の癖のついたシューズをおさがりで履かせるのはお避けください。
お手入れ方法
アッパー部分(足を包む生地部分)の素材によって、お手入れ方法が異なります。
快適にお使いいただくために、シューズに合った正しいお手入れを行うよう心がけてください。
布靴(天然繊維・合成繊維など)
〈 洗い方 〉
- お洗濯には中性洗剤を水もしくはぬるま湯で薄めて使用し、柔らかいブラシを使って軽く洗ってください。
- 弱アルカリ性洗剤(靴用洗剤)など、洗浄力の強い洗剤のご使用は、色落ちの原因になりますのでお避けください。
- 洗剤を直接シューズにかけるのは、色落ちの原因になりますのでお避けください。
- 洗剤の残留によって黄ばみや変色の恐れがありますので、すすぎは十分に行ってください。
- 漂白剤のご使用や、長時間の漬けおきは、色落ちの原因になりますのでお避けください。
- 洗濯機のご使用は、繊維を傷めることがありますのでお避けください。
〈 干し方 〉
- シューズが水気を多く含んだままの状態で放置するとシミや色落ち・色移りにつながることがあります。
- 洗濯後は、型崩れしないよう気を付けながら、手でゆっくりと押したり絞ったりした後、乾いた布などで十分に水気を拭き取ってから、白い紙などを詰めて形を整え、風通しの良い日陰で乾燥させてください。
- 配色使いや濃色のシューズは、特にシミや色落ち・色移りにご注意ください。
- 洗濯後、すすぎ不足により、洗剤やその他の残留物が表面に出ることがありますが、その場合は、お早めにもう一度洗濯してください。
- 直射日光、乾燥機、ヒーター、ドライヤーなどでの急速な乾燥はお避けください。変形、変質の原因となったり、洗濯で落としきれなかった汚れが急速な乾燥によりシミ状に浮き出る原因となります。
合成皮革靴
- お洗濯はお避けください。変質の原因となります。
- 甲皮の汚れは水で濡らした布を用いて拭き取ってください。
- 汚れが落ちにくい場合は、専用クリーナーなどを使いきれいに拭き取ってください。
- スエードなどの場合、ブラシでやさしく起毛するようにホコリや汚れをかきだしてください。
- 雨などで濡れた場合は、乾いたやわらかい布などで水気を拭き取ってから、白い紙などを詰めて形を整え、風通しの良い日陰で乾燥させてください。
- 靴クリームなどの保革油を用いる必要はありません。
- 表面素材に傷が付きやすいことがありますので、お取り扱いには十分ご注意ください。
- 空気中の水分や紫外線などにより、年月とともに自然に劣化(剥離、べたつき、硬化、ひびわれなど)します。素材の特性上、劣化は抑えることができませんので、ご理解の上、長期間の保管はお避けください。
天然皮革靴(牛革など)
- お洗濯はお避けください。色落ち、皮革の硬化など変質の原因となります。
- 色落ちやシミの原因となる泥・ホコリは、専用クリーナーなどを用いてその日のうちに落としてください。
- スエードなどの場合、ブラシでやさしく起毛するようにホコリや汚れをかきだしてください。
- 革に栄養を補給したり、汚れや傷を防ぐために、素材にあったクリームを塗ってお手入れすることをおすすめします。
- 雨などで濡れた場合は、乾いたやわらかい布などで水気を拭き取ってから、白い紙などを詰めて形を整え、風通しの良い日陰で乾燥させた後、靴クリームなどを塗って栄養を補給してください。
- 水に濡れたり、発汗、摩擦により色落ちすることがあります。色の薄い靴下や衣類に色移りし汚す恐れがありますのでご注意ください。
- 年月とともに自然に退色することがあります。
保管方法
- シューズは保管中でも徐々に劣化します。なるべく劣化が進行しないよう、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください。
- 車中での保管はお避けください。特にトランクルームは大変高温になりますのでご注意ください。
- ビニール袋などに入れての保管はお避けください。
- 長期保管されていたシューズは劣化している可能性があります。着用前に以下の点を必ずご確認ください。
- アッパー部分(足を包む生地部分)の素材が劣化(剥離、べたつき、硬化、ひびわれなど)していないか?
- 面ファスナーの接着強度が弱まっていないか?
- ソール(くつ底)が劣化(剥離、べたつき、硬化、ひびわれなど) していないか?
その他注意事項
- 個別の取扱注意ラベルが付いているものについては、その内容に従ってください。
- かゆみ・かぶれなど皮膚に異常を感じたらご使用を中止してください。
- 耐水性のソール(くつ底)ではございませんので、濡れた場所でのご使用はお避けください。
- マンホールや道路側溝のふた、タイルや大理石調の床などの滑りやすい場所での歩行には十分ご注意ください。
- 火のそばに置くと軟化または変形することがありますのでご注意ください。
- 危険防止、転倒防止のため、甲ベルトなどの面ファスナーは強く圧着して確実にしっかりとめてください。履いている時に外れて足抜けの原因になることがあります。
- 面ファスナーの接着力が低下したらご使用を中止してください。面ファスナーは、長年の使用、熱が加わった場合、汚れや糸クズなどが付着した場合、濡れた場合などに接着力が弱まることがあります。
- 着用の際は、履き口を大きく広げて足入れをしてください。かかと部を踏んでつぶさないようご注意ください。カウンターが潰れたり、変形、破損して、ケガの原因になります。
- 摩擦や着用時の発汗により、多少色落ちすることがあります。特に色の薄い靴下などに色移りすることがありますのでご注意ください。