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輪島塗の魅力とは?

輪島塗のお椀
能登半島の輪島地域で数百年前から受け継がれ、
愛されてきた輪島塗の魅力をご紹介します。
 
 
すべてが天然素材

 
輪島塗は、木、漆、珪藻土など、自然からの恵みだけでつくられる器です。
原料となる漆は、使うほどに味わいとつやが増していく性質をもっています。
できあがってすぐの漆器に比べて、数年間「使っては洗い、乾かす」を繰り返していくことで、
さらに深いつやが出てくることも魅力のひとつ。
長く使い続けることで、味わいを増すので、変化を楽しめる器でもあるのです。
天然ならではのぬくもりと、手に馴染むやわらかな質感があります。
さらに、長年使った器の塗り直しや修理ができるため、世代を超えて使い続けることができます。
 
世界最高の塗料と称される輪島漆

 
 
輪島塗に使われる漆は、耐水・耐熱・耐酸・抗菌性に優れた天然のコーティングです。
空気中の水分と漆の酵素が反応して硬化するという独特の性質を持っているので、
陶器よりも強靭になることもあります。
また、色漆は漆に天然の顔料を混ぜてつくられるため、
“光を含むような深い色味や輝き”が生まれます。
世界でも類を見ない性能と美しさを兼ね備えた塗料なのです。
 
124もの工程と6種の専門職人がつくる輪島塗の器

 
職人の作業手元
 
木地師・下地師・塗師・蒔絵師・沈金師・研ぎ師という6種の専門職人が関わります。
木地づくりから下地、塗り、加飾に至るまで、すべてが高度な技術の積み重ね。
1つの器に多くの職人の技と時間が注ぎ込まれ、
使うほどに美しさを深める“唯一無二の器”が生まれます。
 
 
重要無形文化財としての価値

 
輪島塗は、地域に根ざし発展した独自の技術体系と、
数百年にわたり受け継がれてきた職人文化が高く評価され、
国の重要無形文化財に指定されています。
地の粉(珪藻土)を使った強靭な下地づくりや、輪島の地の粉や麻布を漆で貼る「布着せ」と
いった独自の技術によって、丈夫さと美しさを見事に両立しているのです。
芸術性と実用品を極めた工芸品として、世界に誇る日本の文化遺産です。