「白い炎のように輝くすすきの原で、嘉十は自分の耳を疑った。それは、聞こえるはずのない鹿のことばが聞こえてきたからだ!」
岩手に伝わる伝統舞踊「鹿踊り(ししおどり)」を愛した賢治が、特別の思いを込めて描いた傑作。
自然と人との交信が、東北の言葉とともにユーモラスに神々しく語られる。
現在多方面で活躍中のミロコマチコ。
賢治作品との初コラボで見せた、風や光までをも描き切るその絵筆をご覧ください。
【プロフィール】
絵●ミロコ マチコ
1981年、大阪府生まれ。画家・絵本作家
その圧倒的で伸びやかな画風が注目を集め、国内外で個展を開催。
2012年の絵本デビュー作『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で日本絵本賞大賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で講談社出版文化賞絵本賞。『ぼくのふとんはうみでできている』(あかね書房)で小学館児童出版文化賞。『オレときいろ』(WAVE出版)で、プラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)の金のリンゴ賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で、同賞の金牌を受賞するなど、受賞多数。
その他の絵本に『つちたち』(学研プラス)、『まっくらやみのまっくろ』(小学館)など。絵本以外の著書に画文集『ホロホロチョウのよる』(港の人)、画集『けだらけ』(筑摩書房)、『ねこまみれ帳』(ブロンズ新社)などがある。2020年に奄美大島に移住。
●使用画材:色鉛筆、アクリル、アクリルガッシュ/用紙:ケント紙
【発行日】2018年10月11日
- 商品番号
- 17-1142-264(ISBN978-4-89588-142-5)
- 作
- 宮沢賢治(みやざわ けんじ)
- 絵
- ミロコマチコ
- ページ数
- 40P
- サイズ
- 26×25cm
- カバー
- ハードカバー
- 対象年齢
- 6歳から
- 生産国
- 日本
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